成果は2種類ある

篠田です。

間もなく法人設立からまる3年が経とうとしています。

こうして振り返ってみると、「そうかぁ、3年なんやなぁ」という感じです。
長かったとも思いませんが、短かったとも思いません。

社会は僕らの活動によってどうなったのか?

社会は着々と「父親の子育て」の機運を高めています。

一方で、その機運に取り残されている人もいます。

その意味ではまだまだこれからです。
どうなったのか?といわれて、3年でどうなりました、という成果をなかなかお示しすることができません。

僕らの取り組みは、大きなうねりには至っていないかもしれませんが、そのうねりを生むチカラにはなり得ていると思います。

頼りにされる法人になる

「継続はチカラなり」とはよく言ったものだともいます。

成果として見えにくい活動を粘り強く続けていくことで得られる成果があります。

それが「信頼」。
信頼があればオファーをいただけます。

ここ数日でいくつもの団体様から、いろんなご提案をいただきました。
本当にうれしいことです。

それが実はもっともわかりやすくて大きな成果なのかもしれません。

社会に与える?社会から手に入れる?

そういう意味で、成果というのは2つに分けられるのかなと思いました。

ひとつは、社会に対して何をなし得たのか。
これは社会が抱えている課題解決や、社会のクオリティUPなどがあげられます。

もうひとつは、社会から何を手に入れることができたか?
上でも書いた信頼、つながりなどのリソースと呼ばれるものですね。

成果という言葉では、つい何をなし得たかが的になります。
でも、リソースも立派な成果だと思います。

もうすぐ総会を控える団体も多い中、これらを意識してみるといいかもしれませんね。


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]