僕の知る五月人形はすでになく

篠田です。

もうすぐ端午の節句ですね。
男の子のいるお宅では、五月人形や鯉のぼりが出されているんじゃないでしょうか。

わが家は例年ギリギリなんですが、今年はなんとか早めに出すことができました。

以前少し触れましたが、次男が今鯉のぼりブームで、見つけるたびに「あー!」と叫んでいます。

鯉のぼりの由来

鯉のぼりっの由来って知ってますか?

細かい歴史のことはひとまず置いておくとして・・・
ひと言でいうと、「子どもの成長と成功を祈願する」ためのものです。

みなさんは「登竜門」って言葉、ご存知ですか?

鯉が滝を登ると竜になるという中国の言い伝えです。
その言い伝えをなぞらえて、江戸時代に民衆の間で始まった風習が鯉のぼりなんだそうです。

五月人形の由来

ではもう一つの五月人形。

これもひと言でいうと「子どものすこやかな成長と成功を祈願する」ためのものです。

とくに、鎧兜は身を守る意味があるので、病気や事故から身を守ってほしいという強い願いが込められていると言います。

五月人形は、鯉のぼりと違って武家社会で始まった風習と言われています。

混在、だからこそ大切に

わが家に飾られている五月人形は、僕の節句時に飾られていたものです。

今でも飾られていたときの思いは結構覚えています。

少し痛んでいる部分はあるものの、まだまだ迫力は十分の鎧武者。
子どものころは、夜になると飾られているのが恐かったくらいです。

その思い出を子どもたちと共有することができるのは、親としてとても幸せなことだと思っています。

変わっていく五月人形

こんな記事を目にしました。

【参照】五月人形に異変・・・「うちの子みたいにカワイイ顔」に 勇ましい顔は恐いとママたち

なぜこれをするのか?

その意味さえ受け継がれていくならば、あえて多くは言いません。
姿形によらず、子の成長と成功が願えるならば、それが親としての幸せです。

それでもニュースに出てくる五月人形を見ていると、チョット寂しくなりますね。

(img via Tom Brandt)


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]