井岡和海さんというFJKの初代事務局長がいました。
彼は、東京でファザーリングスクールの1期生で、スクールを受講し、FJのミッションに共感し、そして、地元関西でファザーリングの意思を広げたいと思い、仲間とともにファザーリング・ジャパン関西を立ち上げた人です。
彼の想いとともに、2010年にファザーリング・ジャパン関西は、ファザーリング・ジャパンの支部として立ち上がりました。
3年後にはFJから独立し、別法人になりました。
しかし彼は3年前の今日、8月13日に急逝しました。
法人化してたった4ヶ月と13日後のこと、享年32歳、僕の1つ下でした。
本当にこれからというとき、どれほどの無念だったでしょう。
僕は死という絶望を少しでも味わったことがあるものとしてその無念、よくわかるつもりです。
だから、毎年彼にFJKのことを報告しています。
法人化して4年目のこと
3年前の9月、井岡さんのあとを引き継いで事務局長に就任しました。
その頃に比べると、いろんなことが様変わりしています。
でも、追い求めている本質的なことは変わらないつもりです。
ありがたいことにやっぱり忙しくはなってます。
でもそのために、身近な声を聞けているかなって思うこともあります。
理事長として2年目のこと
理事長に就任したのは去年の4月。
わかっていたことですが、いろいろと悩むものです。
本質的には変わっていない。
そう思って経営していますが、勉強すればするほど難しいことに直面します。
代表やから思ったとおりにやったらいいんですよ
そんなことを手合わせしながら報告していると、ふと声が聞こえてくるような気がします。
彼というわけではない。
でも、出会ってからの彼の言動、彼の反応、彼の思考から、僕の知ってる彼ならきっとこういうだろうなっていう答えはなんとなくわかってる。
「代表やから思ったとおりにやったらいいんですよ」
彼ならきっとこう言う。
何も考えてないようにさらっと。
それに対して、僕はたったひと言こういいます。
「そうですよね。また来年報告しますね。」
今のFJKには、彼の想いと行動もたっぷり詰まっています。
僕は、それを常に忘れないようにしたいと思います。
以上、夏休みももう後半、いつまでも夏休みが終わらんかったらいいのにと願う篠田でした。

篠田 厚志

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