おとんの青春【バッティングセンター】
「子どもとふれ合うこと、そのすべてが子育て。」

最近よく思います。

子育てというと・・・、

オシメを変えたり、ご飯をあげたり、抱っこしてあやしたり、絵本を読んであやしたり、寝かしつけをしたり、お風呂に入れたり、送り迎えをしたり・・・といった子ども、特に乳幼児の身の回りについてをさすことが多いように感じます。

もちろん子育てだし、むしろそれらは中心的な部分でもあると思う。

でも、それだけが子育てとは思わない。
人の数ほど子どもとの関わり方はある。

だから、人の数ほどの子育てもあると思うわけです。

小さな頃からそこにあるもの

そう思って近頃子どもを連れて来ているのは、バッティングセンター。

僕が連れて行くバッティングセンターは、少なくとも30年前からあります。

そして、今もまったく変わりません。
変わったことと言えば、ボックスに立つのが僕ではなく息子になったということ。

楽しみ方は変わっても楽しさは同じ、いや、それ以上

昔は、速い球を打てるかどうかと、ホームランを狙えるかどうかをひたすら楽しんでいました。

でも今は、子どものスイングにボールが当たるかどうかを後ろから見ているのが楽しくて仕方がありません。

もちろん、なかなかボールが当たらないときは厳しく接することもあります。

でも、指導してまた球が当たるようになったときの爽快感は、ホームランを凌ぐとっても過言ではありません。

バッティングセンター、しょっちゅう連れてくるのは決して安くありません。

でも、自分なりの「子育て」が、より種類が増えて楽しくなるのなら、高いものでもありません。

子育ての楽しみ方は無限

怒ったらダメとか、甘やかしてはダメとか、あれはダメとかこれはダメとか・・・

一方で、ほめるのがいいとか、甘えさせるのがいいとか、あれはいいとかこれはいいとか・・・

結局のところ、何をやったらいいのかわからないことが増えてきています。

たくさんの本を読み、いろんなことにチャレンジして、結局疲れてしまう人、たくさんいると思います。

 

このご時世、すぐにいいとか悪いとかを決めようとする感がありますが、僕はそんなものに振り回されるべきではないと思うんです。

誰かの育て方がよかったからといって、自分の子どもにもそれがいいとは限らない。

それよりも、もっと自分が楽しいかどうか、したくないかどうかによればいいんじゃないかなと。

自分が楽しそうにしている姿を見せるだけで、ひとつの子育てになる、僕はそう思います。

 

「子どもとふれ合うこと、そのすべてが子育て。」

だから、子育ての在り方を狭めずに、いろんなことにチャレンジしてどんどん広げてみてはいかがでしょうか。

 

以上、毎週バッティングセンターに通いつつある篠田でした。

 

(img via:TAKA@P.P.R.S)


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]