忘年会続きで若干の二日酔いのなか、事務作業に没頭していた年末のある日のこと。
今年度、夫の転勤で大阪にやってきて、ぜひとも!とお願いして働いてくれているスタッフからの突然の報告。
「夫が東京に転勤になりました。」
「えっ・・・マジで?」
これまでになかった新しいチャレンジをしかけようとしていた矢先のことです。
もともと転勤族だったので雇用期間は2~3年。
それくらいの覚悟はありました。
でもね、さすがに1年は早過ぎ。
本人もビックリしていましたが、僕らもビックリしました。
人間、本当にテンパったときって「そうですね」と「どうしよう」しか言葉がでてこないことを、このとき初めて知りました。
テンパって現実逃避
報告をうけたあとの僕ときたら、情けないことに、どうにも仕事が手につかないほどに狼狽しました。
頭は回りません。
とにかく「どうしよう」とつぶやくしかありません。
結論などわかっているのに「どうしたらいいでしょうね?」なんていうありさまです。
転勤という仕組みがつくる理不尽
転勤っていう制度はいろんなところにひずみをつくります。
本人の転居や仕事が変わることだけではありません。
パートナーも、自分の意図に関係なく仕事を変えざるをえなくなります。(単身赴任を選択しない場合)
すると、パートナーの会社にも少なからず影響がでてきます。
それって、正直理不尽なわけです。
場合によってはこう思ってしまうかもしれません。
「一億総活躍じゃねーのかよ!」
「NPOとか人足りてねーんだよ!」
「働く本人の意思の外で物事動いてたら、何も安定しねーんだよ!」
似たようなフレーズ、みなさんも目にしたことあるんじゃないでしょうか?
世の中の理不尽より自分の甘さ
僕は、今回の結果に関して、一切怒っているわけではありません。
まぁ、正直ショックですけどね。
でも、それよりも残念だったのは自分の経営者としての甘さです。
彼女と雇用契約を結ぶとき、転勤は2~3年スパンだと聞いていたので、なんとなく3年後は今の体制を維持できると、勝手に皮算用していたんですね。
それがそもそもの甘えです。
本来は、人を雇ったら一刻も早く成果を出さないといけません。
にもかかわらず、3年の猶予を無意識に作ってしまっていたことに、正直、悔しい気持ちであふれています。
新しい体制づくりのために
とはいえ、過ぎたことは仕方がない。
これからまずやるべきことは、新年度に向けて体制を整えること。
そのためには、当たり前ですが一緒に働いてくれる人の募集です。
僕たちは、笑っている父親を増やして、子どもの未来にみんなワクワクすることを目指しています。
要は、「日本死ね」って誰も言わない世の中を目指すってことです。
父親の支援はなかなか大変です。
でも、絶対に続けていかないといけません。
そのためには、絶対的に資金が必要なんです。
なので、会計と資金調達、法人のファンドレイジングを一緒に考えてくれる人を募集しています。
世の中すべての家族のために、働いてみたいと思う方はぜひご連絡ください。
以上、1~3月のスケジュールが埋まっていくのが恐ろしい・・・篠田でした。
篠田 厚志
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