あんまりよその家庭内を詮索するのもなんですけど、4人の子どもの子育てにも関わってたとか、妻と子育てについてトラブルになっていたとか。
憶測ですけど、仕事も家庭もがんばろうとしてオーバーヒートしちゃったんじゃないかなと感じました。
容疑者は「進撃の巨人」の大ヒットに関わったり、新しいコミック誌を立ち上げたりした敏腕編集者。
激務の漫画家と付き合う編集者の仕事も激務と聞きます。
このニュースから僕が連想したのは宮崎駿でした。
息子の宮崎吾朗氏は、幼少期に父親に関わってもらった事はほとんどないと語っています。
宮崎駿は我が子の子育ては放置で、ひたすら仕事をして「となりのトトロ」を作ってたんです。
実際、子育てなんかしてたらあんなすごいアニメ作品は作れないわけで。
© 1988 Studio Ghibli
宮崎駿がイクメンだったら、スタジオジブリの作品群は存在せず、世界は文化的にもうちょっと貧しく単調であったかもしれない。
働き方改革がいろいろ言われていますけど、両方をできる人は極めて少数なんじゃないか。
それこそ、大ヒット漫画を世に出したり、すばらしいアニメーションを作れるようなレベルでは。
すごい作品を作る反面、家族を犠牲にする父親か、
家族を大切にする反面、作品のクオリティーを犠牲にする父親か、
どちらの父親が多い世界を選ぶのか。
父親としての自分は子育てを犠牲にするほど働きたくないけれど、
オタクとしての自分はレベルの高いマンガ・アニメをいっぱい作って欲しいと思う。
この矛盾、どうしましょ?
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和田 憲明
副理事長 / マジックパパ : ファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。
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