家族でゲレンデデビューして3年。

これまで滑っていたのは小学生になった子どもたちだけで、一番下の次男はキッズエリアで子守りが定番でした。

ですが、ただの雪遊びで一日遊んでくれるほど次男はいい子ちゃんではありません。

毎度毎度すぐに「飽きた」感を出されたら、正直こっちも参ります。

お互いに、不毛な時間を過ごすくらいなら一回くらいやらせてみようと思い立って、今年、次男のスノボデビューを果たしました。

子どものゲレンデデビューはいくつから?

 

とにかくやらせてみよの気持ちが大事

「新しいことって”いつからやればいい”の?」
「こっちはやらせたいけど”子どもにできる”の?」
「立ったり滑ったりブレーキ踏んだり”危なくない”?」

こうした疑問は、多くの親にとって共通だと思います。

 

僕たちは20歳前後でスノボを覚えたので、小さな子どもにスキーやスノボってできるどうかなどは未知数です。

ただ、そうはいってもやらせてみないと始まりません。

親が興味があって、楽しくやっていることを、子どもにもチャレンジさせてみてあげるのはとっても大事です。

子どもの興味や関心は、親のそれからの影響がもっとも大きいですから。

なので、できるかどうかを意識する前に、まずは「やらせてみたいか」どうかを意識してみてはいかがでしょう。

 

できるかどうかはやってみてから考えよ

やらせてみようと思ったら、その次はできるのかどうかのチェックです。

子ども用ブーツの最小サイズは15cmくらいからです。

ちなみに、うちの次男の靴のサイズは13.5cmでしたが、チョット大きいくらいなら、滑る分には大きな支障はありませんでした。

なので、おおむね3歳くらいになったらできるのではないかと思います。

 

板に関して、スキーはやってないのでわかりませんが、スノボはそりと同じように引っ張るヒモ付きでした。

別に体重移動とか、ターンとか、そんなもの必要ありません。

子どもが板の上に乗っかって、親が必死でヒモを引っ張れば、ちびっ子スノーボーダーの完成です。

まぁこれ、親が一番大変なやつですけど笑

 

でもこれ不思議なもので、同じことをしばらく続けていると、子どもは勝手にバランスをとろうとするようになるんです。

30分くらい親がチョット頑張れば、なだらかなゲレンデくらいは1人で滑れるようになってくれます。
(もちろんヒモは引きっぱなしですが・・・)

 

伝え方次第で子どもはやる気をだす

我が家の場合、スノボはうまくいったと思います。

それは、直前まで「名探偵コナン」のDVDを見せていたからです。

 

次男にとって「スノボ」は未知数です。

ただ、「名探偵コナンのように乗り物に乗って遊ぶもの」ということであれば理解できます。

そんな風に伝えてみると、「うんやる!コナンみたいに滑る!」といって前向きに頑張ってくれました。

「お父さんみたいにスノボやろう!」って言ってたら、きっとうまくいかなかったでしょう。

 

親がやらせてみたいと思ったことに子どもが見向きもしないって悩む人は多いですよね。

でも、それってたぶんそもそもイメージがわいていないだけなんだと思うんです。

いかに、子どもができる、やりたいイメージを持たせる伝え方ができるか。

それこそが、子どもたちの可能性を引き出すコツかも知れませんね。

 

ただ、それでもやらないこともあると思います。

それならそれでかまいません。

また違ったことにチャレンジすればいいんです。

一つのことに縛られては親も子ももったいないですからね。

 

結婚して子育てが始まると、どうしても遠ざかってしまう趣味の領域。

特に、ウインタースポーツなどのハード系は、子連れでするには相当なハードルがあるので、いつの間にか趣味のリストから削除されてしまっていたりします。

でも、やり方次第で子育てと趣味は絶対に両立できます。

FJKではそのお手伝いもさせていただくので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

以上、奥伊吹スキー場より篠田でした。

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]