息子から『のび太という生き方』を勧められた話

長男が、担任の先生から『のび太という生き方』という本を借りて来たんですけど、これが面白かったらしく、「お父さんも読んでみる?」と勧められました。

こちらから勧めることはあっても、勧められることはこれまでなくて新鮮な体験だったので読んでみることに。

 

のび太って実は・・・

長男に「どんな本なん?」と聞いてみたら、「のび太はどんくさいけど実は勝ち組やっていう話」と、実にシンプルな説明が返ってきました。

どんくさくて、頭も悪くて、いいところなんてひとつもないようなのび太くん。

でも実は、大人になってしずかちゃんと結婚するというハッピーエンドを手に入れます。

そう、プロセスがどうであれ、最後、みんなのアイドルしずかちゃんと結婚するのび太くんは、誰がどう見ても勝ち組といえるでしょう。

 

ドラえもん学

こうしたのび太くんのことも含め、ドラえもんに関するさまざまなこと「ドラえもん学」というものを研究する人が富山大学にいらっしゃるんだそうです。

本当に人は不思議な研究をするものですが、これが案外すごいんです。

各キャラクターの登場回数や吹き出し(セリフ)量の測定もして、どのキャラクターがもっとも頻度が高いのか(もちろんドラえもん!ではなく・・・)などを計っているというツワモノです。

 

のび太くんは誤った成功はおさめない

毎度毎度、いろんなひみつ道具を出してもらって困りごとをなんとかしようとするのび太くん。

いい結果になったり悪い結果になったり、ときどきによっていろいろですが、「ドラえもん学」によると、社会的なルールに違反する内容のものは絶対にいい結果にならないそうです。

藤子・F・不二雄さんも、マンガとはいえのび太くん、そしてのび太くんを見て大人になっていく子ども達には、正しい大人になって欲しいと願いを込めていたのかもしれません。

そうやって改めて考えてみると、やはりドラえもんはオモシロです。

 

なので、みなさんぜひこちらの本を読んでみてください。

小学生にも読める自己啓発本として注目を浴びるかもしれません。

 

以上、ドラえもん久しぶりに読み直してみようかな・・・篠田でした。

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]