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どうしても早く観たくって、情報何にも入れずに観たくって、昨日午後むりやり見てきました。

『この世界の片隅に』

心持っていかれました。見終わった後呆然としました。しばらく立てなかった。

 

ネタバレはできないので僕がどう感じたかだけお伝えします。

 

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1 映像

映画が始まった時、短編アニメーションかCMかと思いました。

15秒に凝縮するからこれだけ丁寧な画が作れる。

そう感じるくらいの映像。

写実的とか躍動的とかそんなことではなくて、この映画のための画。

それですずが生きてる世界が描写されている。

 

2 声

主人公すずの声。声優はあまちゃんの能年玲奈(のん)。

ほんわかした女の子として登場し、成長する中で様々な試練に直面する。

日常の穏やかな声にも、感情が爆発した場面の声にも圧倒されました。

 

3 真実性

なんでこんなに心を持っていかれたのか。

すず以上の試練、悲劇に見舞われた主人公はいっぱいいる。

それでも彼女の運命に心をギュっとつかまれるのは、1映像と2声で描写されたすずがひたすらリアルだから。

他のどの映画の主人公よりも、すずは生きていました。

 

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油断すると簡単に泣けちゃいます。

でも泣いてはいけないと思いました。

唇噛んで我慢しました。

 

すずも劇中で泣きますけど、彼女はあの世界で生きているから泣くんです。

それを安全な立場で覗いているだけの自分が泣いてはいけない。

直視しつづけなくてはいけないと思いました。

 

感動する、泣ける、悲しい、美しい、そして面白い。

その全てだけれどもその全てを超えた映画。

 

すずの生きていた世界は僕たちの世界と地続きです。

すずに会いに行ってください。

間違いないから。


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和田 憲明

副理事長 / マジックパパファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。 [⇒詳細プロフィール]