平成の仮面ライダーは外付けのアイテムで成長することが多い。
変身ベルトに何かを追加すると姿が変わり能力も変わる(パアーアップ)。
最近のウルトラマンも似たような感じです。
このパワーアップはとっても現代っぽいです。
たとえば知識や情報。頭に入っていなくても、その都度ネットで外付けできる。
SNSでいくらでも「知ったかぶり」をすることも可能です。
外付けの成長のカタチ。
今の仮面ライダーは今の社会を反映しているのかもしれません。
じゃあ、昭和のライダーはどうだったか。
昭和のライダーにも回数は少ないけどパワーアップするときがありました。
どうしても勝てない強大な敵が現れた時です。
そのとき昭和ライダーたちがしたことは「猛特訓」。
とにかく身体を酷使して鍛えるという方法です。
たとえば『スカイライダー』の特訓。
先輩ライダーたちに蹴られる。
さんざん蹴りまくられて倒れまくることで防御力・攻撃力ともにアップ…
『帰ってきたウルトラマン』にもありました。
主人公の郷秀樹が怪我をした足に血を滲ませながら丸太を抱えて走る走る。
それによって怪獣のバリアを飛び越える跳躍力を身につけた…
スポ根世代には理解できる演出ですけど、これを今の小学生と見たときは、
「アタマおかしい」「これでパワーアップするわけない」
って感想でした。
うん。おっちゃんもそう思う。
どっちかというと、理屈がとおってるだけ、平成ライダー(ウルトラマン)の外付けパワーアップのほうが、昭和の根性論よりマシなんじゃないか。
と、感じる私は間(はざま)の世代。
子供の頃にライダーとウルトラマンの新作がなかった世代です。
上の世代も下の世代もうらやましいぞ!
外付けのパワーを駆使しているうちに内面も成長する、
外付けの知識を披露しているうちに知識が身につく、
…かもしれない。
和田 憲明
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