本に埋もれて生活している書評家による、本の楽しみ方。

本屋・古本屋の巡り方、買い方、読み方、所蔵の仕方。

 

僕は小学生の頃から読書好きで、中三のときに古本屋を知りました。

当時住んでいた京都市、自転車で30分の寺町通りには電器屋街の間に古本屋がポツポツとあり、定期的にめぐってSF小説を買い漁っていました。

本書にも紹介されている下鴨神社の古本市では、年に1回、5冊300円の文庫本を一回に50冊以上、大量購入して帰るのが15歳〜22歳までの習慣。

 

光瀬龍にハマってた中三当時、彼の文庫を10冊まとめて勘定台に持って行ったとき、店のおやじさんに「光瀬龍好きなん?」と聞かれました。

当時は恥ずかしくってろくな返事もできませんけれども、それを聞くおやじの嬉しそうな顔はよく覚えています。

もし自分が古本屋のおやじで、中学生男子が光瀬龍まとめて買って行ったら、やっぱり嬉しくなって声をかけるかもしれない。

 

街の古本屋の楽しみはブックオフの楽しみとは一味ちがう。

古本屋をめぐる楽しみも、光瀬龍を読むこともう20年やってない。

ん?今ブックオフで光瀬龍って見つかるんやろか。

 

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和田 憲明

副理事長 / マジックパパファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。 [⇒詳細プロフィール]