篠田です。
僕は、大阪府庁時代に財政の勉強をしました。
人事が長かったので、当時、人事異動で財政に配属されたときは正直戸惑いを隠せませんでした。
ただ、会社の両輪である人事と財政の両方を経験したことが、今の僕を形作っているといっても過言ではありません。
とくに、財政での経験は、本当に必要なことでした。
人事だけなら、僕はきっと経営者にはなれなかっただろうと思います。
会社は数字で表される
予算や決算を見るとわかるように、会社の活動は数字で表されます。
お金だけではありません。
人の配置等も基本的には数値化されます。
つまり、その会社のことを知るには、数字を見れる力が求められます。
会社のことを知りたければ経理をやれ
ここで、オリエンタルランド(ディズニーリゾートを経営する会社)の5代目社長である加賀見俊夫氏のエピソードを紹介します。
彼は、京成電鉄入社時に、会社のことを知りたいと答えました。
それを聞いたオリエンタルランド初代社長の川崎千春氏は、それまで法務の知識しか持っていなかった彼を、経理部に配属にします。
理由は、「会社のことを知るには経理が一番だから」だったそうです。
結果、加賀見氏は、簿記をマスターし、社長にまで上り詰めることになります。
経理スタッフはまず最初に確保すべきポジション
経理の仕事は、お金の処理と思っている人が多いですが、そうではありません。
経理の仕事の本質は、会社の見える化です。
見える化は経営にとって必要不可欠。
つまり、会社経営をするにはまず経理が安定しないといけない!ということです。
その意味で、営業、企画、広報など数ある役割の中で、一番最初に確保しなければ行けないのが実は経理である、ということです。
先日お伝えしたように、今年度からファザーリング・ジャパン関西にもようやく経理スタッフが加わります。
スタッフの黒田はNPO会計の経験もあるんですが、そんな人は普通に探してもまぁ見つかりません。
この時点でファザーリング・ジャパン関西は超幸運です!
黒田の加入で、強化されるファザーリング・ジャパン関西の組織運営、期待大です!

篠田 厚志

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