篠田です。
先日、ある動画を観ました。
「今日が最後の日だとしたら、何がしたいか」
ある家族が「今日が最後の日だとしたら、何がしたいか」を考え、実行し、そして思いを綴る。
たった5分ほどでまとめられた動画ですが、とっても考えさせられるものでした。
当たり前過ぎて愕然とする?
やりたいことが見つからない・・・
最後の日なのにメッチャ普通・・・
いいのかな?
実際に考えてみて、もしかしたらそんな風に思うかもしれません。
でも、それはきっと錯覚です。
人は、最後の日を何か特別なことがおこるように感じているだけです。
でも、実際に特別なことなんて起こりません。
あるのは、日常の延長にある毎日です。
だから、出てくる普通のやりたいことを大切にしてほしいなと思います。
最後にしたいことなんてそうそう出てこない
結局、動画に出てくる家族がしていたこと、それは日常とさほど変わらないものでした。
チョット意識してすればすぐにできることです。
それはそうだろうと思います。
今日が最後の日だったとしても、そんな特別なことをしたいと思うわけじゃないんです。
思うことは日常の大切さ、そして日常の楽しさです。
家族との日常があり、それを楽しいと思えるなら、きっと最後の日も家族と一緒に迎えたいだろうと思います。
逆に、家族との日常がなく、その楽しさを理解していない人は、きっと最後の日は何をしていいかわからないだろうと思います。
最後だとしても
最後の日、やりたいことをやれてとっても楽しかった。
これでもう思い残すことはない。
さようなら。
・・・
・・・
・・・
んなわけあるか!
やりたいことをやれたからもう満足なんてそんなこと、あるわけないんです。
もっともやりたいことが日常と変わりなく、そしてそれをすることができたならば、思うことは一つ。
「明日も続いてほしい。」
僕は、昔、胸に腫瘍がみつかったことがありました。
そのとき、「あっ、俺はもう死ぬのかな・・・」なんて考えました。
人生のエンディングを意識して思ったこと、それは「ずっと家族のために一緒にいてあげたい。」ということでした。
だから、この動画に出てくるお父さんの言葉にとても共感しました。
人生の最後の日なんて、普通は意識するものではありません。
そして、もしもやって来たとしてもそれは本当に突然やってきます。
だからこそ、こうやって最後にしたいと思うこと、みんな考えてほしいんです。
そうしたときに、本当に大切にしないといけない「日常」が見えてくるのではないでしょうか。

篠田 厚志

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