予定調和ってとても大切です。
限られた時間の中で、議論を一定濃密にできますし、突発的なことが起きにくい。
予定調和であると、運営する側は筋書きどおりに進めればいいので非常に楽です。
でも、予定不調和のときはなかなか大変です。
だって誰も予想しなかったことが起きるということですので。
先日書いた「教員と保護者の懇談会」でファシリテーターをしていたときも、ある程度進めながら落としどころを探って、途中から筋道は一本に絞っていました。
しかしながら、ある保護者のひと言をきっかけに場は大きく乱れることに。
筋書きが一瞬で崩れさるとはまさにこのこと。
まぁ普通なら「せっかくうまくいってるのになんてことしてくれんねん!」って感じです。
予定調和は誰のため?
でも、よくよく考えるとうまくいってるのは自分の理屈です。
相手からすると、ぶちこわすことこそが予定調和かもしれません。
すると、予定調和というのは、言ってみれば個人の我がままを押し付けているだけ、といえるかもしれません。
予定不調和だからこそ得られる新たな発見
予定調和は、上で書いたように筋書きどおりなので、特に真新しい発見は生まれにくいものです。
そこにあるのはきっと充実感です。
でも、予定不調和は充実感以上に新しい発見、気づきがあります。
予定調和が我がままということも、先日の会議での発見でした。
予定不調和を受け入れよ
筋書きどおりにいかないのはなかなかタフです。
出来るならスムーズに事が運ぶ方がいい。
でも、そうではない状況を想定し、受け入れ、対応することで、自分自身の能力は確実にUPします。
終わったあとの脱力感はハンパないですが、きっとこれまでと違った価値観を受け入れるようになれていることでしょう。
ぜひ、ファシリテーターになる機会があれば、予定不調和を待ち構えてみてください。
きっと新しい発見が生まれるはずです。
以上、急なボール投げで肩の筋肉痛に見舞われ中の篠田でした。
篠田 厚志
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