ある病院で診察に3時間待った話

ある日の午前中、長男が「顔がムズムズする」と言い出しました。

見てみると顔に湿疹が出てたので、急きょ作業を中断して皮膚科に連れて行くことに。

病院に着いても患者さんは5組ほどだったので、まぁ1時間くらいで終わるだろうと思っていました。

 

ところが・・・待っても待っても患者さんが診察室から出てくる気配がありません。

10分経過・・・うんともすんとも言いません。
20分経過・・・何の動きも無し。
30分経過・・・これはさすがにおかしい!

診察室の中はもぬけの殻か、先生の意識が飛んでいるかのどちらかではないかと疑ったそのとき、ようやく患者さんが出てきました。

えっ、診察30分?
ウソやんマジで!?

開業医の皮膚科やのに、この患者さん一体どれほど深刻な症状やったんやろ。
きっとメッチャケアせなあかんかったんやろうな、お大事に。

そうしてようやく次の患者さんが呼ばれて行きました。

 

すると・・・

10分経過・・・うんともすんとも言いません。
20分経過・・・何の動きも無し。
30分経過・・・これはさすがにおかしい!

先生ホンマにおんの?って疑ったそのとき、ようやく患者さんが出てきました。

えっ、診察30分?
ウソやんマジで!?

開業医の皮膚科やのに、2人続けて深刻な症状ってどれほどのもんなんやろう。
皮膚科って結構レアやからこういうの多いんかな。

そうしてようやく3人目の患者さんが呼ばれて行きました。

 

するとですよ!

またしても30分!
その次の患者さんも30分!
そのまた次の患者さんも30分!

結局診察室で2時間半以上も待ち続けることに。

ふと、息子の横顔を見ると・・・湿疹引いてる!
どうしよう。

3時間弱も待ってるうちに引いてしまったようです。
つまり、この時点で皮膚科にお世話になるような病気ではないことがほぼ確定。

3時間待って診察の意味がないとか、僕自身その現状を受け入れるのに、なかなかの時間と勇気が必要でしたが、なんとか納得して、状態を説明してそのまま帰してもらおうと思いました。

 

すると、次の瞬間、先生から耳を疑うようなひと言!

「何か診るものはないかしら?」
「せっかくだから、どんな些細なことでもいいので何か出してちょうだい」

3時間待った原因はこれかーーー!

先生、ホンマお願い。
診察時間、せめて半分にしてください!

 

以上、長けりゃ言いってもんじゃない。そう気づいた篠田でした。

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]