以前、こんな事を書いていました。
親のインプットって、ともすると忘れられがちだったり、後回しにされがちです。
でも、チョット考えてみてください。
何のインプットもない人が、子を育て、子に教えることってできますか?
まったく知識のないことを、子に伝え、子に学ばすことってできますか?
僕はこう思います。
よりよい子育てをしようと思うならば、
よりよい教育を学ばせようとするならば、
親自身がたくさんの経験と知識を得なければならないと。
「シアトル行ってくる」っていう響き
「チョットシアトル行ってくる。」
なんて素晴らしい響きなんでしょう。
そんなフレーズを自分が発するとか。
実際にシアトルの空気を感じるとか。
アメリカの雰囲気を肌で感じるとか。
ものすごくワクワクしませんか?
僕はします!!
親のワクワクする姿を見せるって素晴らしい
親との思い出って聞いて、みなさんはどんな親の姿を思い出しますか?
僕はそうですね、いろいろあるんですけど、一緒に競馬観戦しに行っているときの姿が一番印象的ですね。
一緒に興奮しながらレースを観戦しているときに親が、自分と一緒やなぁと思って見ていました。
みなさんはそれぞれに思い出の親の姿があると思いますが、どの姿にもきっと共通するものがあります。
それは「感情」が表現されているってことだと思うんです。
感情は、「喜怒哀楽」いろいろだと思いますが、親の感情があふれているときの様子を、子どもはしっかりと覚えているものです。
特に、滅多に見せないワクワク感とか、子どもにとってはレア過ぎて、ずっと心に残ること請け合いです。
ワクワクしない日本人
日本人の知的好奇心レベルは世界的に見てかなりの低水準と言われています。
【参照】日本人の知的好奇心は20歳ですでに老いている(Newsweek日本版)
今、日本の若者たちで「将来に希望を持っている」のはどれくらいだと思います?
61%です。
少なくとも5人のうち2人は「希望を持っていない」わけです。
小学校のクラスでいうと35人の場合14人が希望を持っていないということです。
多いか少ないかの議論は別として、自分の子どももそうなってしまう可能性が十分にあるレベルです。
その理由のひとつに、僕は親世代のワクワク感が足りてないからじゃないかなって思っています。
親がもっと楽しそうにすることがあれば、子どもたちはもっともっと未来のことを明るく捉えてくれるはずです。
しんどそうにしている姿ばかり見せていてはいけないんです。
ファザーリング・ジャパン関西が目指すもの
親のワクワクする姿を子どもに見せるために、僕は「父子ツアーinシアトル」を企画しました。
この企画には、本当にたくさんの方々が応援してくださっています。
でもその一方で、いろんなご意見をいただきました。
なんでおやこでシアトルに行くの?
なんでシアトルでないとダメなの?
僕はいただいた質問に、確かな答えを持てているわけではありません。
どうしてもシアトルでないといけない理由なんてありません。
なぜなら、シアトルに行くのはゴールではないからです。
じゃあ篠田は何を目指して、なぜシアトルに行こうとしているのか?
僕が目指すのは、父親の感動体験を創出して子どもと共有する機会の提供です。
父親になってわかりましたが、親の、父親の感動体験って世の中本当に少ないんです。
もちろん子どもの成長とか、日常のなかにもたくさんの感動はあります。
でも、価値観を変えるようなダイナミックな感動体験は、正直とっても少ないなぁと思うんです。
父親の感動体験は、父親にとっての「質の高いインプット」です。
つまり、父親の感動体験は「質の高い子育て」につながる。
僕は、自分の体験からもそう思います。
シアトルじゃなくてもいい。
でも、シアトルで得た自分の感動体験は他ではなかなか得られないことがたくさんつまっています。
それををたくさんのお父さんと子どもたちのために共有することが出来れば、これほど幸せなことはありません。
だから、やっぱり、父子ツアーinシアトル、やろうと思います。
以上、ようやくシアトルの振り返りが出来る篠田でした。

篠田 厚志

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