オートバックスの「#親子洗車プロジェクト」に見事当選してご招待いただき、キッザニア甲子園に行ってきました。

かれこれ4回目くらいだと思いますが、相変わらずの人気!

招待限定とはいえ、たくさんの人で賑わっていました。

 

そして、何より子どもたちがすごく楽しそう!

本当に素晴らしい施設です。

キッザニアの魅力

 

一番の魅力は、とにかく自分で仕事を選び給料をもらえること!

キッザニア甲子園には、100近いパビリオン(体験施設)があります。

このなかから自分がやってみたい仕事を選ぶわけです。

人気どころだと、お菓子づくりや寿司職人、ピザづくり、バウムクーヘンショップなど。

食べ物系ばかりですね。
(それもそのはず。これらのパビリオンはつくったものを食べることができるうえに、働いた分の給料ももらる一石二鳥!)

これらのなかから、「自分で、好きな仕事を選び、給料をもらう」。

普段は学校で勉強し、家ではお小遣いの範囲内で生活する彼らにとって、自分で決めてお金を得るというのは、この上ない魅力だろうと思います。

 

ちなみにうちの子どもたちが選んだのは・・・

自動車整備、消防、アイスクリームづくり、ファッションデザイナー、サラダづくりなどなど。

大人気パビリオンにはいかないところが、僕の子どもらしい。

なんにせよ、子どもたちにとって、自身の行動によって明確なリターンをえられることが、人気の秘訣のようです。

 

もったいないのは、お金を使う頻度が非常に低いこと

子どもたちは楽しそう。

そして、彼らの楽しそうな様子を見る親も楽しそう。(しんどそうでもあるけど)

本当に非の打ち所がないように見える施設ですが、2点だけとても残念だなぁと思うポイントがあります。

 

ひとつは「お金を使う機会がない

 

ひと言でいうと、みんな働きすぎてるんです(笑)

いや、笑い事ではありませんよ・・・。

うちの子どもたちもそうですが、とにかくひたすら仕事を探して時間のかぎりやろうとします。

まぁそれくらい魅力的なパビリオンが多いからですが。

仕事を好きになることは素晴らしいことです。

でも、「何のために仕事をするのか?」という視点はどこかに持っておいて欲しい。

お金を稼ぐのはいいことだけど、それは何のために?ってことも考えて欲しいんですね。

だから、もっともっとお金を使わせるパビリオンを充実させることが重要なんではないでしょうか。

 

そしてもうひとつは、「街としての機能が未完成

 

パビリオンはどれも素晴らしいんです。
ですがそれがゆえに一つ一つが独立しきってるんですよね。

つまり、寿司屋なら寿司をつくるだけ。
消防は決められた場所で訓練するだけ。

ほかのパビリオンとの連携がないんです。

もちろん一部にはあります。

たとえば、ヤマト運輸が他のパビリオンあてに荷物を運ぶ、とかです。

キッザニアのコンセプトは「子どもが主役の街」。

要は街を再現しているわけなので、今後は街としての機能を付与するところまで、個人的には実現して欲しいと思っています。

 

エデュテイメントに飲み込まれるな!

キッザニアが日本にやってきて、子どもたちの遊びと学びは新しいフェーズに入ったと思います。

これからは、教育と娯楽の融合が融合する時代。

それを「エデュテイメント」と呼ぶそうです。

なるほど、やっぱりこれからの時代はエンターテインメントなんですね。

子どもたちは、キッザニアのおかげもあるだろうし、世の中の動きから、エンターテインメントへの免疫がきっとあります。

 

問題は・・・そう、大人です。

大人はまだまだキッザニアの楽しさを認識しきれていない人が多いように思います。

我々親世代は、もっともっとエンターテインメントについて知らないといけないし、免疫をつけないといけない。

ここにくるたびに同じことを思ったりしています。

大人も子どもも、エデュテイメントという言葉に乗せられず、心からキッザニアを楽しんで欲しいと思います。

 

以上、キッザニアは面白いけどチョットしんどい、篠田でした。


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]