米シアトルへの6泊8日の父子ツアー。
参加した5組の父子は、この8日間でいったい何がどう変わったのか?
はじめての父子旅。
はじめての父子だけの宿泊。
はじめての子連れ海外旅行。
はじめての人にとっては正直過酷なこの経験。
こどもにとって?
父親にとって?
母親にとって?
どんな体験になったんでしょうか。
【8月20日、報告会を開催】
この日、参加してくださった5人のお父さんたちみんなに集まっていただき、父子ツアーの様子を語ってもらいました。
「まず、全体を通していかがでしたか?」
- 海外は、仕事で行くもので、楽しいなんて思ったことはなかったが、子どもと一緒にいけてすごく楽しかった。
- 毎夜の飲んで語ってがすごく楽しかった。
- ビールがとにかく美味しかった。
- 本当に忘れられない経験。
(全体って聞くと、やっぱり楽しかった思い出ばかり・・・でも、パパだけが楽しんでたわけではありませんよ!)
「父子だけでシアトルへ、不安はなかったですか?」
- 不安と期待が五分五分と言っていたが、不安9割でした。
- 子どもが母親と離れて過ごすことが大丈夫かどうか本当に不安だった。
- 子どもがこれまでと違う生活にストレスを貯めて限界がきてしまうんじゃないか・・・。
- 海外で英語ができない中、子どもを連れて行けるのか・・・。
(みなさん・・・ホントによく来てくれましたね。)
「応募は夫から?妻から?」
- みなさん、奥さんがみつけてきてくれて、自分が最終的に応募をきめました。
- まさか、自分が行けることになるとは思いもよらなかったけど。
(不安もありつつ、最終的に夫自身が決めてきてくれてたことに、とても嬉しく思いました。)
「不安はありつつも、期待していたことは何でしたか?」
- 子どもに広い世界を見せてあげたいと思っていた。
- 欧米が子育て環境がすごくいいと聞くけどそれはホンマにそうなのかを聞きたかった。
- 自分自身も選択肢を増やしたかった。
- 他のお父さんたちの子どもとの接し方を見てみたかった。
結果・・・
- 想いは見事に実現しました。
- 子どもの適用力の高さに驚かされた。
- 子どもと、丸1日以上完全に2人きりの時間を過ごすことができた。
(子どもたちには、親であればみんな期待しているし、その期待を伝えられる機会を望んでいるんだなと思いました。)
「特にこれはよかったなぁ!と思うことは?」
- 日本ではとても窮屈な生き方をしてきたが、アメリカに住むお父さんたちと話をして、「変えたい、乗り越えたいなら、自分で考えて乗り越えればいいやん!」と自発的に思うようになった。
- 日本はダメだよなと言い訳をしなくなった。
- 日本もすごくいい環境だということに気づくことができた。
(本当に、日本って窮屈なんです。でも、それを変えることができるということ、変えている人がいることを知れたことがよかったのかな。)
「逆に、日本のほうが良かったなと思うところは?」
- 友人がアメリカで入院して、1000万円近い医療費を請求された。
- アメリカの保育園で週2日預けるのと、日本の保育園にフルタイムで預けるのと、料金が同じ。
- 日本の医療保険制度は素晴らしい。
- アメリカの学生はノートも持ってこない、ペンも持ってこない、メモも取らない。
(覚えることが重要ではなく、表現することが大事だから) - コーナンのようなところに拳銃が売っている。
(安心や安全という点においては、日本も素晴らしいと感じました。)
ここからは、参加者からのご質問をお受けしました。
「父子旅行の最適年齢は?」
- 自分自身は、小学校6年ではじめて海外に行ったが、とても良く覚えています。
- 今回のツアーは、小学生を限定にしましたが、小学生未満であっても行くことは、特に父親にとって大事。
「子どもたちのアレルギーが増えている中で、アメリカのアレルギー表示は?」
- グルテンフリーについては、すごく意識をされている。
- 実は、プレゼントのチョコレートに書いてました(笑)
(アレルギーがあるから、旅行を諦めることはもったいないです!)
「帰国してから新しいことを始められましたか?」
<仕事について>
- アメリカはすごくシステマチックに仕事をこなしているので、人を成長させる以上に、誰と一緒に働いてもいい成果が実現できるようなシステム、チームを作ろうと心がけている。
そのため、チームの業務を整理しています。
<子どもとの関わりについて>
- 子どもから聞かれたことに、以前は大人としての答えを返しすだけだったが、現地の人たちのロジカルな関わり方を実践するようになった。
- 「あなたはどう思うの?」「なぜそうしたいのか?」「それはあかん!なぜなら・・・」ということを意識的に問いかけを増やした。
- シアトルに住むために、英語を学ぼうと改めて感じた。
「帰国してから、夫婦間の関係が変わったかどうか?」
- 小さなことも、ひとつひとつ話をするようになった。
- シアトルから帰ってきて、妻がもっと喜んでくると思っていたらずっと不機嫌だった。
- 何かと聞いたら「私も大変だったんだからねぎらいの言葉が欲しい!」。
- 子どもにいい体験をさせられた俺すごいではなく、その陰で支えてくれている妻への感謝の言葉を伝えることのほうが重要。
(とにかく、奥さんとの細かい言葉のやり取りはとても大事だということに、気づいてくださったようです。)
「この経験、父親の子育てを、まわりのお父さんたち、職場の方々に何か発信はされていますか?」
- 同僚やまわりに「子どもとシアトルに行く」ことをずっと伝えていたら、来年のこのツアーに応募したい!と言う人が現れた。
- 職場の同僚で、SNSでつながっている人には、子どもを連れて特別な体験に出かけることを伝えています。
まだまた書きたいことはたくさんあるほど濃密で、でもあっという間の3時間でした。
また、定期的にこのイベントのワクワク感を伝え続けていければいいなと思います。
来年も、再来年も、10年後も実施できるように、みなさん今後ともご理解とご協力をお願いします。
最後に、「Special Thanks」として、
- ジャングルシティ
- iLEAP
- Microsoft
- Bill & Melinda Gates Foundation
- 神戸・シアトル姉妹都市協会
- GM STUDIO INC
- Unity Technology Japan
- ウェブトラベル
みなさまに、本当に心から感謝したいと思います。
みなさまのご協力無しにこのプログラムは実現し得ませんでした。
僕の突然のお願い、タイトなスケジュール、初期の荒々しい企画にも、笑顔でご対応くださり、本当にありがとうございました。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
以上、父子ツアーinシアトルのご報告でした、篠田でした。

篠田 厚志

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