お正月はいかがお過ごしでしたか?
我が家はいつもそれぞれの実家に顔を出します。
子どもたちはいとこ達と一緒に遊んで過ごし、そこに、親達も混じってみんなでワイワイいいながら過ごすんですが、僕たちが子どもの頃ってそうではなかった気がします。
大人達は酒盛りして、子どもは部屋で正月遊びと、親子で別々に過ごすのが当たり前だったのではないでしょうか。
それが、なぜ親子が一緒の部屋でワイワイできるようになったんでしょう。
Wiiの力
我が家でそれが成立しているのは、Wiiのおかげです。
このゲーム機はホンマにすごいですね。
Wii開発チームの企画担当者である玉樹 真一郎さんが書かれた本「コンセプトのつくりかた」に、これまでになかった新しいゲーム機がどのようにできたのかが描かれています。(オススメですので、ぜひ読んで欲しいんですが)
本によると、Wiiとは鍋のようなもので、家族の団らんを作り出すことができるものでありたい、と考えて作られたそうです。
Wiiというハードはすでに販売も終了していて、後継機としてNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)というハードが登場しているのになおこうして愛されるというのは、コンセプトメイキングとストーリーがしっかりと描かれていたからなんですね。
そうやって、Wiiは家族の団らんを作り出すことに成功しました。
親達のプレイを見て楽しむ子どもたち
最初は気の済むまで子どもたちがひたすらに遊びます。
その間、親は食事の準備をしたり片付けをしたり、慌ただしくすごしているわけですが、それが終わると子どもたちのいる部屋に皆が集まってゲームを囲みます。
チョットずつ親達のプレイする時間が長くなり、いつのまにかプレイしているのは子どもじゃなくて親ばかりです。
でも、子どもたちはそれほど気にしていません。
むしろ、親達が必死で楽しんでいるよう様子を楽しんでいるかのようです。
(実際にそのとおりです)
親のやっている横から口を挟んで「そうじゃないって!」とか「お父さんメッチャうまいなぁ!」とか。
子どもたちも、自分たちがやってるゲームを、不慣れな大人がやっている様子はある種滑稽で面白いものなのかもしれません。
こうして、一緒になって本気で笑って楽しめる共通の遊び道具があるっていいもんですね。
一緒になって楽しもう!
ひと昔前は、親は親、子どもは子どもと、明確に区切られていたものです。
でもそれは、おやこが一緒になって楽しめるものがなかったからなのかもしれません。
(親はだいたいお酒を飲んでましたし)
だからこそ、Wiiのような全世代型の遊びっていうのを、これからもっともっと大事にしていきたいものですね。
以上、そろそろドラゴンクエスト123をクリアしないと・・・篠田でした。

篠田 厚志

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