ビジョンのない子育ては子育てじゃない

最近、子育てについて思っていることがあります。

 

「こういう子になってほしい!」

 

この、切なる願いをどう思いますか?

「とりあえず無事に大人になればそれで十分」とかどうでしょう。

「子どもをどんなふうになって欲しいとか親が考えるべきではない」とか言って、どんなふうに育てたいかを明確にしない話を時々聞きますが、それってどうでしょう。

僕はそれ、違うと思います。

 

「公務員になってほしい!」

「プロサッカー選手にしたい!」

そんなふうに、職業への期待を背負わせることは正しいことだとは思いません。

だってなれるかどうかなんてわかりませんから。

 

でも、「一人で生きていける子に育てる」とか、「未知なる時代を前向きに生き抜ける子に育てる」とか、方向性っていうんでしょうか、いわゆるビジョンは子育てには必要だと思うんです。

 

子どもは、ただ育つわけではない。

ほっといても育つと言われたのは過去の話です。

子ども達は、親世代が想像もできなかった世の中を生きていくんです。

それなのに、子どもの育ちにビジョンを持たないのは、地図を持たずにアレフガルドをまわるようなものです。

そんなこと、しませんよね?

 

ビジョンなどというと大げさな話に聞こえますが、大層なことを言いたいわけではありません。

子どもに対して、言葉にならないってきっとあると思うんです。

その想いを、ちゃんとあるんだということを認識する。

そのうえで子育てすべきだということを言いたいだけなんです。

それだけできっと、子育てって変わると思います。

 

以上、子育ては夢がいっぱい!篠田でした。

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]