世の中には嫌なニュースがあるもので、先週のキム・ジョンナム氏の件はそのひとつ。

テレビニュースで容疑者とされた女性の写真を見て、長女が言いました。

 

「ビッチ先生みたい」

 

ビッチ先生とは、マンガ『暗殺教室』に登場する職業暗殺者、兼、教師。

『暗殺教室』集英社『少年ジャンプ』公式サイト

 

詳しくはマンガを読んでください。

冒頭だけ公式サイトで読めますので興味もたれたらぜひ!

僕はこのマンガに娘2人と共にハマりました。

 

僕がハマった理由、そのひとつは登場人物の成長のリアルさです。

 

物語の舞台は中学3年生のクラスでの1年間。

子どもたちはもちろん1年間でメキメキと成長します。

 

子どもたちの成長に目を奪われて見逃しがちですが、重要なのは周りの大人たちも成長すること。

 

子どもたちの成長は主に能力の伸びとして描かれます。

だからとってもわかりやすい。

でも大人の成長はわかりにくい。

大人の成長は主に社会との関わり方の変化として描かれているからです。

 

能力的にはほぼ成長済みの大人たちは、社会の中での自分の能力の活かし方という点で成長する。

自分の能力をさらに伸ばすよりも、今ある能力を周りに対してどう活かすのか。

 

物語の前半、自分の中に闇を抱えて殺し屋をしていたビッチ先生。

教師として子どもたちと関わるうちに成長します。

後半では、殺し屋の能力を活かしかたを逆転させます。

殺してきた分を取り返し、それ以上に社会にいい影響を与える人間になろうとする。

 

「ビッチ先生はもうこんなことせえへんわな」

 

嫌なニュースも、思春期長女との会話のネタにできました。

ビッチ先生に感謝!

 

 


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和田 憲明

副理事長 / マジックパパファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。 [⇒詳細プロフィール]