千葉県松戸市の小学3年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)=ベトナム国籍=の殺人・死体遺棄事件で、遺体発見から19日。14日に逮捕された容疑者はリンさんが通っていた小学校の保護者会の会長を務めていた。ツアーガイドを夢見る幼い命が奪われ、地域を震撼(しんかん)させた事件は、真相の解明に向けて大きく前進した。
©︎毎日新聞
この事件を知って心の底で「やめて!」と叫んだのは全国の男性PTA会長。
地域に関わっていて、周りから比較的「いい人」で通ってる男性ほどより大きい声で叫んだはず。
恥ずかしながら僕もその一人です。
「地域の子どもは地域で守る」
(でも、地域で子どもを見守っているはずの大人が子どもを狙ったら?)
そんな疑惑を呼び起こして、危機感を募らせる事件でした。
「ほんま何しよんねん」
声にも出して地域の先輩男性に愚痴りもしました。
そんな事件の記憶も濃厚なこの土曜日に『青パト』を運転しました。
『青パト』とは『青色防犯バトロール活動』に使う車両の略称。
「青色防犯パトロール活動」とは、青色回転灯を装備した自動車による自主防犯パトロール活動をいいます。
ひったくりをはじめとする街頭犯罪や子どもに対する声かけ等事案の増加により、民間ボランティア団体から「青色回転灯を使用したパトロールを実施したい。」等の要望が寄せられました。
そのため、一定の要件の下に自主防犯パトロールに用いる自動車(自主防犯活動用自動車)については、警察から青色回転灯を装備する自動車による自主防犯パトロールを適正に行うことができる旨の証明を受けた団体に限り、保安基準に適合した青色回転灯を装備することが認められました。©︎大阪府警
青色のパトランプを回し録音のアナウンスを再生しながら、小学校区を流しました。
「地域の子どもは地域で守りましょう」
特に、最近小学生がバイクに追いかけられるという出来事があった公園や、子育て世帯の多い住宅の路地を念入りに。
青パトで走っている途中、運転席の自分に、
「和田さ〜ん」「あ、和田パパ!」
と知り合いの大人や子どもが声をかけてくださいました。
とても安心しました。
そして、PTA会長の立場から、自分の役割よりも人の目を気にし過ぎてた自分に気づきました。
自意識過剰が恥ずかしい。
それでも、地域の子どもは地域の大人が見守る。
これは大前提です。

和田 憲明

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