タイトルに惹かれて読み始めた。

タイトルに惹かれすぎたあまり、著者の名前を見ずに読み出して、2/3過ぎるまで著者が男だと勘違いしてた。

帯にまで(女)って念押ししてあるのに。

 

字幕屋は、1秒4文字という縛りの中で勝負する。

 

漢字の方が伝わりやすが、不特定多数の観客が読める漢字のレベルにおさえないといけない。

有名作家の名前をそのまま翻訳したいが、その国では常識の名前でも日本では常識じゃないから、「ロシアの文豪」なんて訳にしたりする。

興行主が求める、興行成績を上げるためのわかりやすい字幕と、その映画の芸術性を表現する字幕の間で悩みに悩んだり、発注元とバトったりする。

語尾で性別・性格・生活レベルを表現する…

 

あ、これか。

音声と映像でのセリフは、語尾によらず性別を間違えることはない。

でも文字でセリフを読むときは、語尾で性別を判断してしまう。

 

この本を著者を僕がどうして男だと思ってたか。

文体がざっくばらんで、語尾が「です・ます」じゃなくて「だ・である」だったから、としか思えない。

すごい偏見、すごい先入観。

 

おそらくどんな世界でも、いちばんおもしろい話は公の場では聞けないのがふつうだろう。

オフレコの「ここだけの話」がいちばんおいしいのだ。

 

これから字幕の見方が変わります。

つまらない映画も字幕の工夫を「読む」ことで楽しめるかも。

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和田 憲明

副理事長 / マジックパパファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。 [⇒詳細プロフィール]