『万引き家族』を鑑賞しました。

心が痛い映画です。

 

万引き、児童虐待、ETC、ETC、ETC…

(ネタバレしないようETCにしときます)

社会からはみ出した個人や家族が直面する社会問題が描写されています。

 

社会問題のしんどさは弱者に集中していく。

それでも、この家族が過ごした数ヶ月は幸せな日々だった。

このポスターの瞬間は間違いなく幸せな「家族」だったんです。

 

FJK的には父親の描写が興味深かったです。

リリーフランキー演じる「ダメな父親」。

でも彼は優しい。

 

予告編でネタバレされている部分なので書きます。

虐待を受けてベランダに締め出されていた少女に最初に手を差し伸べたのはこの父親。

 

自分はこの父親よりも立派な父親といえるだろうか。

父親として何ができているだろうか。

たとえ数ヶ月でも、あの少女を匿うことが自分にできるだろうか。

 

父親目線で『万引き家族』。観るべし。

 

この映画中、唯一のはっきりとした希望。

それはこの父親を「息子」が超えていく描写です。

 


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和田 憲明

副理事長 / マジックパパファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。 [⇒詳細プロフィール]