この1週間で是枝映画にハマった和田です。
前回紹介した4作品、
『誰も知らない』『奇跡』『海街diary』『万引き家族』
これらの共通点は「情けない父親」でした。
無責任、甲斐性なし、浮気者、窃盗犯…
並べると酷い単語が並びます。
どの父親の要素も自分には全くない!
とは断言できなくて、少し心が痛みます。
じゃあ彼らは子どもたちから憎まれていたのか。
そうではありませんでした。
稼ぎの多少、同居・別居・離婚、血縁の有無にかかわらず、ほとんどの父親は子どもたちからそれなりに愛されていました。
妻からの愛情は…ノーコメントとしておきます。
唯一、例外が『誰も知らない』に登場した父親たちです。
主人公は父親違いの4人の子ども。
そのうちの2人の父親が登場しますが、2人とも子どもに対する責任感が欠如。
それゆえに完全に「いない父親」でした。
ダメさを抱えながらも「いる父親」。
まずはそれが大事。
こんなことを書いている必ず思い出すのは、子どもよりも先に亡くなってしまった父親です。
生きている限りは「いる父親」でないといけない。
明日土曜日OAの『そして父になる』も楽しみです。
©︎フジテレビ
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和田 憲明
副理事長 / マジックパパ : ファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。
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