久々に主夫としてのインタビューを受けた。毎回久々って気がしてそう書いてるけど、コンスタントに受けているような気もする。今日のインタビューは東洋経済の記者さんから。なんとweb通話でシドニーからのインタビューだ。すごい時代!
海をまたいだインタビューだったけど、その内容は日本の現実に直面したもの。主夫という生き方を選択した男性とその家族はどんな理由で選択し、どんな問題に直面するか?という内容だった。男性の子育てでよく取り上げられる話題に、子育ての現場は女性ばかり問題がある。
たとえば産婦人科、たとえばPTA、たとえば男性トイレにオムツ替えシートがない、たとえば授乳室に男性が入れないなどなど。中には現実に困ることもあるし、気にしなければいいだけのこともある。その中で小児科の話をした。
小児科にパパと子どもで行った時、「お父さんでわかりますか?」とか「奥様に聞いてきてください」というようなことを先生に言われた経験はよく聞く。和田さんもそういうことありました?という問いに15年前を思い返してみた。
長女が3歳までお世話になっていた小児科医は僕と同年代の男性。日々、圧倒的にママの相手をすることが多い先生は、僕が行くたびにフランクに話をしてくれた。「パパ今日も元気?」「その迷彩ダウンかっこいいね」「僕はね、インフルエンザの予防接種絶対に受けさせるタイプやねん」。お互いに男同士の話を楽しんでいた。
それから引越しをして、長女が4歳から、次女が0歳からお世話になった小児科医は年配の女性。最初の頃こそ「いつもお父さんが連れてこられるなんて珍しいですね」とおっしゃっていたけれど、和田家の事情を伝えると「お父さんなのに偉い!応援するからがんばって」とエールを送ってくださった。「お父さんなのに」に引っかからないではなかったけどそうやって支持をしていただけたのはありがたかった。
思い返せばお二人とも「パパだけど大丈夫?」ということは聞いたことがない。僕は幸いにして小児科医に恵まれていたと思う。インタビューに答えるのは楽しい。しゃべっているうちにどんどん思い出したり、思い出から新しい考えが浮かんだりするから。東洋経済への掲載が楽しみだ。
和田 憲明
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