わがままな3人目をつくる悪魔の方程式②
我が家の3人目はわがままがすごい。

なぜか?

それは、全員が甘やかしてしまうから。

3人目になると子育てにも慣れてきて、「まぁこれくらいなら甘やかしていいか。」ってなる頻度が、1人目2人目に比べて格段に上がります。

そのおかげで、我が家の3人目はときどき手が付けられないほどのわがままです。

でも、そのわがままのおかげで、チョットいいことしたときの褒められっぷりもハンパではありません。

 

泣かずに野菜を食べる

当たり前です。
お皿に乗ってるんですから。

でも、ふだんはキライなものは絶対に食べようとしません。

ほっぺを膨らまして、口を真一文字に閉じて、泣いて嫌がります。
(それはそれで可愛くて笑ってしまうんですけど・・・)

ここで親は言います。

「ひとつだけ食べてー。」
「頑張ったらデザート食べよ。」
「はい、あーん。」

次男、食べる。

すると親は言います。
「よくがんばったねーーー!」

さらに兄妹がいいます。
「メッチャかしこいーーー!」

 

イヤイヤ待て待て。
当たり前です。

お皿に乗ってるんですから。

でも、一口食べただけで可愛さに180度転換します。
これで次男のわがままがまた育ちます。

正直ずるいなと思います。
長男長女たちにも申し訳ないなと思います。

でも仕方がないんです。
だって可愛いから。

そうやって、また次男のわがままっぷりは激しさを増していくことになってしまうわけですね。

 

子育てのハードルは仲間が増えると下がるもの

何でここまで上の子と下の子で、許容されるレベルが違うのか?

それはたぶん、上の子たちの影響だと思います。

上の子たちを育てるとき、子どもを見守るのは親だけです。

でも、下の子を育てるときは、上の子は見守る側、つまり親の側になります。
要はある種の仲間になるような感覚です。

仲間が増えるとどうなるか。
気持ちが大きくなるんです。

そう、より強い敵にも立ち向かえる、そんな勇気が沸いてくることに似ています。

だから親も、長男長女に対してより、許せる範囲が拡大するんですね。

僕も昔、父親が妹に対して甘すぎる!って怒ってました。
でもそれは他でもない、自分の影響だったということ・・・なんですね。

じゃあ仕方ないな。

 

「まぁいいか」はうえの子たちが無事に育った証拠

1人目は、子育てが初めてで何をするにも気を張ります。
2人目は、子育てに慣れるも兄妹が初めてでやはり気を張ります。
3人目になると、子育ても兄妹も経験したあとなので、少し気が緩みます。

でも、理由はそれだけじゃないと思うんです。

こうしたわがままを許せるのも、うえの子たちが無事に育ってくれたからこそ。
自分で「まぁ子育てできたよね」って2人の子をみて思えるから、3人目は「まぁいいか」ってなるんだと思います。

だから、わがままに育ったってことは、自分で納得いく子育てが出来たって思っていいんじゃないでしょうか。

と、自分を納得させることが出来たら、わがままも少し可愛くなったりしませんか?

 

以上、わがままが可愛く思えたら子育てはゴールです、、、篠田でした。

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]