篠田です。

僕は2013年3月31日まで、12年間勤めた大阪府庁を退職しました。
あれからもう3年です。

あっという間です。

僕がなぜ公務員になったかというと、結婚して若いうちに、身近にいる誰よりも早く父親になって幸せな家庭を築くために、ひと言でいうと安定欲しさが理由です。

でも、だからといって簡単になれるわけではありません。

僕が受験した1999年はまだまだ氷河期。
優秀な人たちがこぞって公務員をめざしていて、競争率は非常に高い数値だったと思います。

むしろフリーターが増加していた時期で、フリーターから逆に公務員になったケースは、正直かなり少ないかもしれません。

公務員試験を選択肢にしてくれた恩師

公務員を薦めてきてくれたのは、高校時代の恩師です。

ふらふらしている僕を見かねて学校に呼び出して「篠田はとりあえず公務員になったらどうや?」というひと言をかけてくれました。

当時、回転寿司屋で働いていた僕は、このままアルバイトから正社員になろうか・・・なんて思っていましたので、そのひと言には非常に驚きましたが、暗中模索だったなかで、そのひと言は光明がさしたようでした。

学校行かずに通信講座へ

公務員は不動の人気職種で、公務員試験向け予備校などもたくさんあります。
ですが、僕には学校に行く余裕は残念ながらありませんでした。

そこで恩師が教えてくれた勉強方法、それは通信講座です。

どこのだったかはもう覚えていないんですが、当時7万円くらいで講座の申込みをしたことだけは覚えています。

通信講座は自制が難しい

学校であれば、勉強できる環境が外にありますが、通信講座は自宅で勉強なので、正直メッチャ難しいです。

自分の自由に勉強時間を設定できてしまうので、一日のんびりすることもざらにありました。
なので、毎日昼間は図書館や公民館に行き勉強していました。

とにかく、フリーターだった僕にとって、当時この道しかない!そんな藁にもすがる思いで選択したのが公務員であり、通信講座だったのです。


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]