公務員になったハナシ①「安定が僕を呼んでいる」

篠田です。

僕は2013年3月31日に大阪府庁を退職しました。

あれからもう3年です。
あっという間です。
12年間公務員をしていました。

これまでずっと辞めたあとの話ばかりしていましたが(下記リンクを参照)、ときどきなぜ公務員になったのかを聞かれます。

なので、少し公務員を目指した理由もお話したいと思います。

【参照】「公務員を辞めたハナシ」記事一覧

結婚の予感

僕は20歳のときに公務員を目指します。

当時、高校を卒業した僕は、浪人して大学に行けず、フリーターになってアルバイトに明け暮れていました。

そんな生活ですので、将来のデザインなど考える余裕もありません。

そんななか、今の妻とアルバイト先で出会い、つき合うことになります。

ドラマみたいな話ですが、予感ってあるんですね。
つき合ったとき「あっ、この人と結婚するな」という予感が本当にしました。

自分なりの幸せな結婚

予感を実感してからは、2人で幸せな生活を送るためにどうすればいいのかを真剣に考えました。

僕にとっての幸せな結婚は、若いうちに結婚して、家族との生活を長く大切にできる生き方です。

それを実現できるのは、

  • 残業もなく(と、当時思っていました)
  • 土日はお休みで(と、当時思っていました)
  • 安定して上がる給料(と、当時思っていました)

これらの実現です。

新卒採用枠から外れた環境

大学、専門学校の友人たちは、就職活動の流れに乗っています。

でも、僕は当時フリーターだったため、就職活動の流れなどありません。

何をどうすれば就職活動になるのかすらわかっていませんでした。

そんな状態で幸せな結婚を実現するには、試験に合格して採用される公務員を他にない、と考えました。

いろいろな要因がありますが、ひと言でいうと「安定が僕を呼んでいた」ということですね。

(img via Kent Wang)


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]