君は、本当に昼寝をしませんでしたね。
抱っこされないとなかなか寝てくれませんでした。
寝てくれたところで、布団に降ろすことは出来ません。
とっても敏感だったので、寝ても布団に降ろすととたんに目を覚ましてしまうからです。
かといって、抱っこしたままでも長時間寝てくれません。
30分以上寝たところをほとんど見たことがありません。
そんな君に、僕もお母さんもほとほと手を焼いたものです。
肌が離れると起きる法則
君が目を覚ますのは、どうやら肌が離れることが原因のようだと感じました。
抱っこして寝かせて、なんとか寝たまま布団に降ろすためにある工夫を考えます。
君のお腹と僕のお腹をひっつけたまま布団に降ろす背筋と、頭だけで上半身を支える術を身につけました。
成功率はあまり高くなかったですが・・・。
そもそもなんでそんなに寝んかったんやろうね。
たった一度だけ、何もせずに眠ってくれたこと
抱っこもしくはドライブでないと、なかなか寝てくれなかった君が、たった一度だけ、何もしないままに眠ってくれたことがありました。
それは、友達の家にあったオートスイングベッドに揺られていたときです。
何気なく寝かしておいてしばらくすると、とってもおだやかな表情ですやすやと眠っていました。
その様子を見たときの僕たちの驚きぶりと来たらもう・・・言葉にはなりませんでした。
次の日、さっそくラックを購入したことは言う間でもありません。
ただ、あまり寝てはくれなかったですが・・・。
何が違うかったんやろうね。
「自分にもあった」と思うことが子育てを楽にする
君はきっと何も覚えていない。
でも、自分にも同じことがあったということを知れば、きっと子どもに何かあったとき、君の苦しみはずいぶん軽くなるはずです。
だから僕は手紙を書きたい。
「君を育てて感じたこと」
「君を育てて悩んだこと」
「君を育てて苦労したこと」
「君を育てて大変だったこと」
「君を育てて楽しかったこと」
手紙にして、君におきたあらゆることを伝えたい。
そう、「君のトリセツ」です。
それをつくることが出来たら、それは、いつか子育てを始める君にとっての “最高の子育てメソッド” になるに違いありません。
「10年前の君が、10年後の君を励ましてくれる」
僕はそう信じています。

篠田 厚志

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