2010年5月1日午前10時30分。
目的地は静岡県。
東京から静岡なんて近いもんやと思っていたら、高速道路は大渋滞。
なので、下道で地道にヒッチハイクを開始。
渋谷で親切な大阪人に乗せてもらって藤沢までやってきて、朝のおやつをたべて、再びヒッチハイクを開始・・・が、ここで大きな問題が!
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渋滞の車へのヒッチハイクは勇気がいる
降ろしてもらった道は大渋滞。
渋滞中のヒッチハイクはツラいんです。
なぜなら、心が折れるから。
ヒッチハイクは通常、すごい早さで通り過ぎる車にアプローチするので認知されにくく、通り過ぎられても仕方がないんですが、渋滞中のヒッチハイクはそうはいきません。
ほぼ停車状態なので、一台一台が認知します。
簡単に言うと、1人1人にお願いしてまわるようなものです。
これは正直、かなり強い心が必要です。
お父さんが呼んでいる
心を強く持ってヒッチハイクすること5分。
たかが5分ですが、心折れるには十分な時間です。
諦めて幹線道路まで歩こうかと思ったそのとき!
マスクをつけて上下黒のジャージを着た女の子が、とことこと近づいてきました。
「お父さんが平塚までなら乗せてあげるよって言ってる。」
救世主!
体調も悪く、諦めそうになっていた僕にとって、彼女が天使のごとく見えたのは言うまでもありません。
人はみかけによらない
乗せていただいたのはグラフィックデザインの会社を立ち上げておられる方とそのご家族でした。
奥さんとお子さんが3人。(4人いるそうですが、もうひとりはお留守番だそう。)
黒いバンから顔を出したのはチンピラ(ご本人談)でした。
乗せていただいて言うのもなんですけど・・・。
でも、とっても優しい気のいい人でした。
人は見かけによらないってホンマです。
お母さんからもなかなかヤンチャそうな感じです。
でも、とっても優しい気のいい人でした。
お母さんからも「お昼まだ?それならパンお食べ!」って言われて、ご家族用であろうパンをまるまるいただきました。
人は見かけによらないってホンマです。
大阪の人って・・・
平塚で降ろしてもらう前に、娘さんからどうしても聞きたいことがあると言われました。
「大阪の人って知らない人に『バンッ!』って打たれると、倒れる振りするのってホント?」
県民ショーネタ!?
「まぁ半分はホンマやで。」
「そのかわり、意図がわかるように何度かやってみなあかんけど。
「もし、大阪にくることがあったら、サラリーマンの集団にやってみ?たぶんやってくれると思うよ。」
無事に平塚までたどり着きました。
道路は相変わらず大渋滞。
この日中に静岡までたどり着かないと行けなかったので、ここからはひとまず電車で向かうことになりました。
つづく。

篠田 厚志

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