2010年に息子(3歳)と父親(30歳)、おやこでヒッチハイクをしたアホがおりました。
そう、篠田です。
懐かしいですねー。
振り返るともう6年前のことでした。
まだファザーリング・ジャパン関西に出会う前、「父親ならではの子育て」を自分なりに追求しての答えが、ヒッチハイクだったなぁと思います。
なぜヒッチハイク?
あらためて思い返すと、2つの理由がありました。
1つは、「やったことがなかったから」です。
それまでの僕は、実ははすごく保守的だったんです。
でも、あることがきっかけで保守から抜け出すことになり、それ以降に知り合った人たちのアグレッシブさに刺激を受けたんだと思います。
もう1つは、「息子と向き合うための環境づくり」でした。
息子と二人で知らないところに降り立てば、もはや息子からは逃げれません。
妻が一緒だと、どうしても頼ってしまうので、自分1人で子どものすべてを面倒見るために、見ざるを得ない環境に自分を追い込んだわけです。
ただのドSです。
恐くなかったか?
初めてのことだったんですが、まぁ何とかなるだろうとは思っていました。
理由は3つ。
①わが家がゴール
何をするにも1番困るのは、ゴールが明確でないことです。
まず東京に飛んで、そこから「家に帰る」という明確な目的をつくったがよかったと思います。
②ダメだったらお金で解決
もう一つ大事にしたことは、セーフティーネットの構築です。
当たり前ですが「息子の安全最優先」です。
安全確保のためなら、ヒッチハイクにはこだわらない。
電車も飛行機もあり、服も食事も寝るところも、すべて自由。
そして、お金はいくら使ってもいい!
これでずいぶん楽になったなぁと思います。
ちなみに、3歳だったのでチャイルドシートも持参しました。
③1泊は場所が決まっていた
あらかじめ、泊まるところを決めておくのも大事にしました。
静岡で泊めてくれるという人が、旅を始める前からいたので、恐いというより応援してくれる人がすでにいた安心感の方が大きかったですね。
壁はなかった?
これは、大きく2つありました。
1つは職場。
予定のわからないヒッチハイクをするので、かなり大きな連休を確保しないといけません。
当時、人の採用と退職を一手にやっていたので、大型連休なんてチョット考えられませんでした。
そこで考えたのが、ゴールデンウィーク。
その年は年休2日で9連休になる暦だったので、上司に無理を言って大型連休を確保しました。
もう1つ、それは妻です。
まぁあたりまえですが、夫が3歳の息子を連れてヒッチハイクしてくるとか、普通に考えたら正気の沙汰じゃありません。
ずいぶん心配されました。
なので、妻の説得にはずいぶん苦労しましたね。
でも、そうして乗り越えたヒッチハイクは、その後の子育てにずいぶん大きな影響を与えてくれたと思います。
まぁそうじゃなかったら大変です。
僕にとっては子育てのアイデンティティを培ってくれたもの、それがヒッチハイクでした。
つづく。

篠田 厚志

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