業界の常識は世間の非常識③

篠田です。

僕は今年、小学校のPTA会長を務めています。

PTA会長は、入学式に来賓として招かれます。
(わが子の通っている小学校から招かれる、というのは不思議な感じですが)

招かれるだけならいいんですが、PTA会長はなぜか来賓を代表して祝辞をのべることになります。
(議員さんとか地域の自治会長とか、ほかにたくさんいらっしゃるのに)

毎年のことなので、僕も祝辞原稿を作って読むわけですが・・・

祝辞は原稿を用意する

正直、そういうものだとは知りませんでした。

前に出てお話をする際は、スライドを使うことが多いので、基本的に話をする内容を暗記したり、事前にトレーニングをしたり、その場のアドリブで対応したりのいずれかです。

ただ、式典の場合は祝辞をきちんと紙で用意しないといけないそうです。
過去からの慣例ではあるものの、こういう知識は大事にしたいですね。

祝辞は壇上に置いてくる

さらに驚くのは、自分の祝辞は読み終わったら壇上に置いてくることです。

原稿などは基本的に人に見せるものではないと思っていますが、祝辞などはそれとは別です。
式典での祝辞は、学校が保存する義務があるので、置いてくることがマナーとされています。

講演と祝辞、人前で話をするのは変わらないのに、マナーや対応方法はずいぶん変わってきます。
自分の社会ルールだけでやっていると、思わぬ落とし穴にハマってしまいます。

だからこそ、やったことないことにチャレンジする、というのはとても大切なことですね。

(img via uka0310)


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]