PTAの抱える課題

小学校のPTA主催祭りが開催されました。

僕は会長になる今年まで、このお祭りには参加したことがなかったんですが、なかなか盛況でした。

地域のコミュニティが主催するお祭りはよくありますが、PTAが主催するものは案外ありません。

学年委員や専門委員と呼ばれるPTAの役員さんたちが、自分たちのブースを持って販売するのは、「子どもと親とのナナメの関係性」がうまれるので、かなり楽しかったんです。

でも、同時にPTAが主催運営だったこともあって、PTAの抱える課題が明確になったイベントでもありました。

 

誰も去年のことを知らない

PTAは役員がほぼ毎年変わります。

人が総入れ替えになって毎年起こること。
それは「まったくわからない」ってことです。

誰も去年のことを知りません。
引き継ぎ書を読みこんだとしても、何が起こっていたのかを感じられる人は皆無です。

今回のイベントもそうでした。
リーダーも含めて誰もわからず、みんな戸惑いながら運営します。

すると、わずかなプロジェクトチームがすべて抱え込んでしまうようになるんですね。
それでもスムーズな運営はできるはずもありません。

今回も無事に終わったものの、運営はとてもぎこちない感じだった印象です。

 

するのは反省だけ

イベントが終わったら必ずするもの。
それは「反省」ですね。

PTAでももちろん反省します。

でも、反省だけなんですね。
大事なのは「反省」してなにを変えるのか?や残すのか?なはずです。

にもかかわらず、反省で終わってしまうことが本当に多い。
それって正直あんまり意味ないですよね。

 

決めるのは来年の人

もっとも多く聞くセリフのひとつが「次の人のやりやすいようにしてもらおう」というものです。

これははっきりいいましょう。
次の人にとってやりやすい形などあり得ません。

だってみんな初めての経験でわからないわけですから。
みなさんは、去年からあるイベントの運営を初めて経験するとしたらどうします?

 

普通に考えたら答えはひとつです。

「去年と同じでやってみましょう。」ですよ。

「例年どおり」ってあまり好まれる対応ではないかもしれません。

でも、はじめてのときから、ノウハウも溜まってないなかで新しいチャレンジするとか、そんなの無理です。

そんなまとめ方をしているうちは、一生よくなることはありません。

 

僕の考える解決方法

ではどうすればいいのか?
僕の考える答えはたったひとつです。

「今年の人が、今年の反省を踏まえて来年の企画書をつくっておく」です!

来年、改善点を解決して対応しようと思うなら、この方法しかありません。

PTAも、冬から年度末にかけてはイベントも少なくなって、引き継ぎの準備期にはいっていきます。
だからこそ、反省を活かした引き継ぎを頑張ってほしいと思います。

もちろんそれを初めてやる人は苦労します。

でも、誰かがそれをやらないと、同じことが繰り返されます。

みんな喉元過ぎれば熱さを忘れるもので、年度初めの右も左も分からない慌ただしさとか、半年も経つと忘れちゃうんですよね。

そうして負担感ばかりが積み重なってしまうと担い手がいなくなり、国の会議とかでPTA不要論とかが出てきてしまうんだと思います。

 

せっかくのPTAです。

保護者と先生が、子どもたちのよい学びの場を作るためにある組織です。

みんながやりやすくて、ミッションを実践できるような組織にしたいものですよね。

 

以上、あと半年で終わると名残惜しさも感じたりする篠田でした。

 


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篠田 厚志

篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]