3月4日の10時30分。
息子と2人、シアトルに向けて出発しました。

経路的にはこうです。

伊丹空港~羽田空港(飛行機)
羽田空港~成田空港(高速バス)
成田空港~シータック(飛行機)

シアトルには、ANAが成田と関空から直行便を運行しています。

大阪からだと、関空から行くのが一番楽チンなんですが、関空からの出発便は時間帯が不便なので、成田出発にしました。

⇒シアトル滞在中の記事「篠田親子、シアトルをゆく」はこちら

 

長い長い一日

海外旅行は何が大変って、とにかく移動時間が長いこと。

こちらを3月4日の10時30分に出発して、シアトルに3月4日の10時30分に到着します。

時差が17時間あるので・・・13時間30分ほどのフライトです。

さらに途中、バス移動があったり、待機時間があったりするので、はじめてフライトを経験する息子にとってはかなり過酷だっただろうと思います。(にもかかわらず、文句ひとつ言わずについてきてくれました。)

さすがは小学4年生です!

 

チェックインカウンターのお姉さんの対応が神!

結果的にスムーズだった行きのフライトですが、直前までは正直不安でいっぱいでした。

というのも、羽田~成田の移動を考慮していなかったので、トランスファー(機材の変更)の時間を3時間半しかとっていなかったからです。

直前に気づいたときはホンマに焦りました。

 

ただ、気づいたのが直前だったため事前の飛行機の変更は出来ず・・・

短い時間で成田まで移動して、高速で出国手続きをするしかないと覚悟して、チェックインカウンターで手続きをしていたときのこと。

カウンターのお姉さんにつぶやきます。

「これ、羽田で一度引き取りですよね?」
「トランジットなら引き取らずにいけますよ。」
「いや、トランスファーで成田に行かなあかんのですよ。チョットその時間が短くて・・・」

 

こっからの彼女はまさに神!

「1本早いフライトにまだ空きがありますが、変更されますか?」

 

これ、ホンマ起死回生。

これがなかったら、僕らの、いや、息子の初フライトは正直苦々しいものになったに違いありません。

だって、1時間早いフライトに変更してもらっても、待機する余裕とかありませんでしたから。

ホンマお姉さんの機転のおかげで、とってもスムーズな出国手続きができました。

ありがとう、ANAのお姉さん。
そして、勉強になりました。

ツアーを組むときはかなり余裕を持たせようと思います。

 

機内のキャビンアテンダントさんの対応が神!

フライト中は、心のどこかに不安やストレスが内在しています。

過去の苦い経験からのアメリカ入国への不安とか、
隣の人との距離が近くてトイレ行くのも気を遣うとか、
まぁいろいろです。

そんなフライト中の心を和ませてくれるのは、やっぱり素敵なキャビンアテンダントさんです。

 

息子と連れションに行って、ドアの前で待っていたとき、キャビンアテンダントさんに突然声をかけられました。

「シアトルにお住まいなんですか?」

この不意打ちはチョットズルい。

吊り橋効果ってこういうのをいうんでしょうか・・・声をかけられてすごく安心したのは言う間でもありません。

「いえいえ、大阪から観光なんです。」
「珍しいですね、シアトルに行かれる方はビジネスか在住の方が多いので。」

そう、僕は息子との2人だったので、在住者だと思われたようです。

でも、男って単純なものです。

シアトルにお住まいですか?って聞かれて「はい。」って答えたくなったので、いつか住んでみたいと思うようになりました(笑)

 

神対応は息子の力

2つの神対応によって、僕ら、いや、僕のフライトはとても安心できるものになりました。

でも、僕一人だったらこんなことにはならなかっただろうと思います。
どちらの件も、息子がいてくれたからこそです。

こどもの力ってやっぱり偉大。
側にいるだけで、驚くほどスムーズになりますから。

だから、父子旅行っていいんです。
改めてそう感じさせてもらいました。

つづく。


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]