iLEAPでのセッションを終えて、4年ぶりに食べる懐かしのベトナムフォーランチをしたあとは、シアトルに来てはじめてのフリータイム。

ノープランながらもせっかくのチャンスなので、とりあえずダウンタウンに戻って思い出のあれこれを楽しんでみることにしました。

⇒シアトル滞在中の記事「篠田親子、シアトルをゆく」はこちら

 

明日は雨が降るからスペースニードルへ

とにかくこの日はメッチャいい天気で、街歩きもしやすいし観光にはもってこい。

それならば!?

バスに乗ったとき、父は思いついた。

父「そうや、スペースニードルに行かへんか?」
子「スペースニードル?宇宙の針?何のこと?」
父「シアトルにある通天閣やな。」
子「あぁ・・・スカイツリーみたいなもんか。」
父「今日は天気もいいし、明日は雨降るみたいやし、帰り道やから行ってみーひんか?」
子「行ってみたい!」

 

スペースニードルは、シアトルセンターっていう・・・要は万博公園の中にあるランドマークタワーのことです。

4年前、iLEAPの合間に観光で行ったんですが、ダウンタウンから少し離れてて、展望台からの景色はピカイチ!

息子も行ってみたいということなので向かうことに。

 

とはいえ、どこで降りればいいかわかりません。
ここは息子の力を借りてバスの運転手さんに教えてもらうことに。

父「お父さん、どこで降りたらいいかわからんから、バスの運転手さんに「Does this bus go to the Space Needle?(ダズディスバスゴウルスペースニードル?)って聞いてみて?」
子「えっ、なんて?」
父「ダズ、ディス、バス、ゴウル、スペースニードル?」
子「ダズ・・・」
父「このバスはスペースニードルに行きますか?ってこと意味やねん。」
バスの運ちゃん「yeah!」

 

何度も耳元でささやいて、無事に息子の発した英語が伝わったようです。

しばらくすると「Hey!Space Needle!」って運転手さんがスペースニードルの最寄りのバスストップで声をかけてくれました。

こういうことにすごくきさくに応対してくれるのが、こっちの交通機関のいいところ。

おやこで短期留学?inシアトル⑦(息子、ホームシックにかかる)

おやこで短期留学?inシアトル⑦(息子、ホームシックにかかる) 4年ぶりのスペースニードル・・・寒い!

 

おやこで短期留学?inシアトル⑦(息子、ホームシックにかかる)

天気はよくて、景色もいいけどとにかく風が強い!

 

おやこで短期留学?inシアトル⑦(息子、ホームシックにかかる)

仕方がないので、見学は展望台の中で。

 

偶然立ち寄った絶品チーズサンドのビーチャーズ

スペースニードルを堪能したあとは、パイクプレイスマーケットへ。

ここにぜひとも息子に食わせたいサンドイッチがあるんです!

それが「ビーチャーズハンドメイドチーズ」のグリルチーズサンドイッチ。

おやこで短期留学?inシアトル⑦(息子、ホームシックにかかる)

4年前、スターバックス1号店に行くついでに立ち寄ったものの、スタバ1号店より思い出に残ったお店です。

 

おやこで短期留学?inシアトル⑦(息子、ホームシックにかかる)

グリルチーズサンドを買ってスタバへ。

 

このあと、息子が気に入って知らぬ間に完食していたので、僕はこのサンドを一口も食べることはありませんでした。

こんなんやったらもう一枚買うといたらよかった・・・。

 

息子、ホームシックにかかる

ブラブラして、お土産をひと通り購入して、airbnbに戻りました。

しばらく、荷物を整理したりしてたんですが、合間に息子のほうに目をやると、なんか様子が少しおかしいことに気づきました。

ソファーで肩を並べて「どうしたん?」って聞いてみると・・・急に泣きじゃくる息子。

「なんかわからへんけど心がドキドキして・・・どうしたんやろこれ?」

 

あぁ、これが本当のホームシックってやつか。
父親自身もいっぱいいっぱい。

はじめて2人で知らん場所に行って、英語で話をして、家に帰っても2人きり。

父親も打ち合わせが多くて、アウェイのなかであまり関わってやることも出来ず、そりゃ寂しいやろう。

本当によくついてきてくれました。
チョット泣きそうになってしまった。

そこをなんとかこらえて、自分が思っていることや、なんでシアトルにきたかということや、息子に感じて欲しいことを、これまでも伝えてはいたものの、もう一度じっくり話をしました。

 

非日常の2人きりの時間。
絵本を一緒に読んだり、お母さんたちは何してるかって話をしたり。

こういういつもしていることを、いつもと違う場所でするだけでも十分に楽しいものです。

ホームシックになるのは仕方がない。
だって父子だけでアメリカやもん。

どう考えたってなると思うんです。
そのうえでどうしてやれるのか。

心を落ち着かせてやれるのは、2人きりである以上、父親しかいないわけで、父親がとにかく向き合ってあげること。

それが一番大事なんやと、改めて考えさせられました。

 

初めてのことでチョット焦ったけど、こうやって話をする時間をたっぷりとれば次はもう大丈夫・・・かな。

息子との時間、大事にせなあかんな。

続く。

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]