ホンマ、あっという間の6日間でした。

正直にいうと、やってくるまでは不安の方が大きかったんです。

思った成果が得られるんやろうか、とか。
息子を連れて大丈夫なんやろうか、とか。
色んな責任を果たせるんやろうか、とか。

でも、それはすべて杞憂に終わった・・・と自分自身では思っています。

おやこで短期留学?inシアトル最終回(きたらきっと言ってる意味が分かる)

⇒シアトル滞在中の記事「篠田親子、シアトルをゆく」はこちら

 

たくさんの人が受け入れてくれる

もともとご縁のあったシアトルですけど、今回は、本当にたくさんの方とつながることができました。

その方々に、自分がシアトルにお父さんと子どもを連れてくるツアーを企画したいことを伝えると、みなさん「いいやん素敵!」「くるのが決まったら手伝うよ!」と言ってくれます。

はじめは否定されている企画の方がビジネスはうまくいくといわれますが、こんなにいい試みだと言われているからには、資金も告知もインパクトも、まだまだなので大変なんですが、実現いないわけにはいきません。

こうして応援してくれることを実感したとき、「あっ、思ってた以上の成果は出せたな」って思いました。

受け入れてもらえるという事実を最大現に活かして、僕らにとっても受け入れてくれるシアトルの側にとってもいいものにしていきたいです。

おやこで短期留学?inシアトル最終回(きたらきっと言ってる意味が分かる)

 

息子は2度目の大泣き

息子にはずいぶん負担をかけてしまったんじゃないか。

父親の仕事につき合わされるばかりで面白くなかったんじゃないか。

そんなことは何度も頭をよぎりました。

ホームシックにかかったときは本当に反省しました。

 

そんななか、帰国を翌日に控えて最後の宿についたとき、息子は再びホームシックのときのように号泣をし始めました。

これはいよいよアメリカ父子ツアーは本当に難しいんかなぁと思って、理由を聞いてみると、意外な答えが返ってきました。

 

「アメリカで出会った人たちに会えなくなるんが寂しい!」

 

それを聞いたとき、「あっ、やっぱり息子連れてきて正解やったな。」って思いました。

自分たちを最後の宿に送ってくれた高場さんを探して、一緒にラーメン食べて、泣きながら最後の挨拶をして、帰国することを寂しがる息子に、本当に感謝せなあかんなと、改めて思いました。

 

行って、実際に空気を吸うだけで得られるものがある

僕は、この1年間、本当に悩みまくっていました。

「なんでこれやってるん、俺?」

この質問に、明確な答えをだすことが出来ていないのに、とにかく突き進む日々。

なんとなく、エンジンの回転数がタイヤにうまく伝わってないような気持ち悪さを抱えたような感じ。
(別にパンクはしませんでしたけど)

 

ずーーーーーっと考えながら、どうしてもひと言に集約することが出来ずに時間だけが経っていたのに、シアトルでの6日間で、その答えが突然手元にやってきました。

 

「父親の感動体験を子どもと共有する」

 

自分がこれまで意識していたことも、
FJKでやろうと思って実現してきたいことも、
自分のライフスタイルとして実現していきたいことも、

全部このひと言に集約されています。

 

フェアスタートも、
スペースニードルも、
シアトルという街も、
父親の感動を言葉と背中で伝えれば、子どもたちにもきっと伝わる。

少なくとも我が家は伝わったんです。
他の家で伝わらないはずがない。

これを実現する。

それがFJKのミッションであり、ミッションへの取組みがビジョンへの近道になる。

そう信じて。

 

結果、どっちもホームタウンになる

毎回のことですが、海外ってのはくるときは「アウェイにきた!」って思うんですよね。

けど、帰る頃には「ホームから去る!」って思うようになっています。

帰るのはホンマイヤ。
でも帰らないあかん。
待ってる人もおるし。
仕方なく帰路に着く。

でも、日本に着くと「やっぱりここがホームや!」って思う。

おやこで短期留学?inシアトル最終回(きたらきっと言ってる意味が分かる)

ホンマ不思議なもんですね。

 

シアトルを楽しむおやこ短期留学のいかがでしたでしょうか。

楽しんでいただけましたか?

でも、今回はあくまで視察。
本番はこの夏の予定です!

夏、複数組の父子とともにもう一度シアトルの街に戻るつもりです。

何をするかはもちろんお楽しみ。

 

でも、想像してみてください。

父子だけでシアトルに旅に出る。
それだけで十分ワクワクするでしょう。

 

そして、妄想してみてください。

シアトルに着いた瞬間、きっと長旅の疲れも吹き飛ぶほどに感動します。

街に繰り出す一瞬一瞬に日常では得られないほどの感動があるはずです。

 

そんな、普段感じることのない感動を、ぜひお子さんに伝えてあげてください。

それが最高の子育てにつながると、僕たちは信じています。

 

以上、「おやこで短期留学?inシアトル」最終回でした。

おやこで短期留学?inシアトル最終回(きたらきっと言ってる意味が分かる)

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]