おやこでヒッチハイクってどうよ⑥2010年4月30日午前8時。
僕と息子は、ヒッチハイクで家まで帰るため、成田空港にいました。

成田空港で、ヒッチハイクで乗せてもらったときのお礼のために、あめちゃんを買いました。
それを息子のリュックに入れようとしたそのとき、悲劇が起こります。

父「あれ?リュックサックどこやった?」
子「知らんで。」
父「背負ってたやん?」
子「知らんで。」

メッチャ腹立つけど、のっけから怒っても仕方がないので、もう一度来た道を戻り戻り、バゲージクレームまで戻ったところで見つけました。
係員の方が預かってくれていました。

子どものリュックは、パチンて止めるやつまでしっかり止めましょう。

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妻への甘えに気づかされたお手洗い

無事にカバンも見つかって、空港を出たところでいよいよ初めてのヒッチハイク。
スケッチブックに行き先を書いていざ!というところで、息子からひと言。

子「うんちしたい」

まぁあるあるですよね。
さぁ出発というときに、かならずやってくるんですよねこういうの。

とりあえず、近くの雑居ビルのトイレへいくんですが、ここで、ふと気づきました。
これまで、小さい頃からおむつ替えをしていました。
家ではトイレの仕上げもしてました。
おまるでトイレトレーニングも一緒にしていました。

でも、外出先では決まって妻がトイレに付き添ってくれていたような気がします。

なんでかわかりません。
別に押し付けていたわけでもないし。
(おむつ台がなかったとかはあったかもしれませんが)

ただ、夫婦2人でいるときに、なんとなく妻に頼っていたところがあったのかもしれません。

こういうのをあれです、思考停止っていうんですね。

 

心が折れる10分間

気を取り直してスケッチブックに行き先を書いてヒッチハイクを開始。

でも、待てども待てども止まってくれず。
その時間およそ10分。

たった10分。
たった10分無視され続けるだけです。
なのに10分が60分くらいのように感じられるんです。

そのとき、一台のタクシーが目の前で止まりました。
「お兄さん乗るの?」

そのひと言の誘惑ったらありません。

チョットくらいなら・・・もうチョット車どおりの多いところまでならいいんじゃないか。
やるでー!と思って意気込んでいても、たった10分素通りされるだけでこうなるんです。

別に反応する義理も何もないし、どちらかというと無視されるほうが自然なんですが、それでも本当にツラいですね。

しかし篠田は頑張りました。
「いや、ヒッチハイクしてるんで。」

タクシーの運転手さんはふてくされた顔で通り過ぎていきました。

 

どうすれば乗せてもらえるかを考える

ここで、なぜ停まってもらえないかを改めて考えてみました。

見た目には基本的に問題ありません。
僕も清潔感と爽やかさを前面に出してたし、何より子どもがいるため安心感が違います。

すると、停まってもらえない理由は一体何か。

もしかするとと思って地図を確認しました。
僕の書いた行き先は「霞ヶ浦方面」です。

でも、成田空港から霞ヶ浦方面に行く人がいったいどれほどいるんやろう。
僕が行きたいのは霞ヶ浦です。

でも、いきなり目的地までビューンなんてことを考えてる時点で、ヒッチハイクがただの移動手段になっています。
それじゃあタクシーと一緒。

停まってくれる人にそうそう出会えそうにありません。

 

逆に、成田空港から車で出る人が、一番多く行かれそうなところはどこか。

そこに向かう車に乗せてもらうのが、もしかすると一番いいんじゃないか。
空港から一番多く行かれそうなところ。

それはたぶん東京です。

でも、東京は今のところ目指すべきところではありません。
そうではなく、空港を出る人がたくさん向かって、かつ霞ヶ浦に向かう人(車)に一番出会えそうなところ。

 

考えました。
メッチャ考えました。

息子は隣でお菓子を食べています。
考えに考え、そしてようやくたどり着いた答えが・・・成田市内です。

 

というわけで、さっそくスケッチブックの行き先を書き換えます。

「成田市内」

停まってもらえるかドキドキです。
勇気を振り絞って、書き換えたスケッチブックを息子と一緒にかざしました。

 

つづく。

 


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篠田 厚志

篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]